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世間の常識と業界の非常識

一般の人が当然だと思うことが業界では非常識であることは、どの業界でも大方そうであるようです。私は、町の一薬剤師として今回の漢方薬の事業仕分けに関してどちらにも一定の評価があるような気が致します。というのもきちんと問診を取って適切に漢方薬を処方している医師の先生も知っておりますし、自分の薬局のお客様もいるので。問題点としては、意地悪でインチキな医師もインチキ薬剤師もいるのです。どうしても医師対薬剤師にはならない現状があります。

漢方薬の使用法は、誰のためのものかという観点では、医師だけのものでもなく、薬剤師だけのものでもなく、患者さんやお客様のためにあるのですから。私の町には、漢方薬を良く知らない医師(本当は知っているかもしれませんが)は、漢方薬は処方しません。「僕はわからないから」という理由です。私は、医師の診察が必要だと思えば「医師に診てもらってください」と申し上げております。

市販薬の漢方薬と医療用漢方薬の品質に関しては、誤解が多いので断っておきますが、品質に差があるかと言われれば、メーカーによってはあります。内容が薄いものがあります。ただし私の薬局に関しては、きちんとしたところから入手しているので品質の優劣で効果に差がないと思います。処方せんの医療用漢方薬と漢方相談薬局の漢方は、薬効において差があるようには、実際には私には思えません。

ツムラのエキス顆粒と市販薬の漢方薬との違いは、市販薬の剤型(エキス顆粒、丸薬、錠剤、煎じ)の方が工夫を凝らしていて利便性は高いです。逆にツムラの利点は、賦形剤に「でんぷん」を使用してお湯に溶けにくいが、牛乳など乳製品がだめな人に使える利点があります。一般品は、エキス顆粒の溶解度を高めるために「乳糖」を賦形剤として使っているために乳製品がだめな人には、錠剤や丸薬や煎じの製品を用意しています。

漢方薬の適正使用という観点からは、残念ながら医師の先生方と薬剤師の先生方とは、使い方が異なることが多いように思います。漢方薬の本来の使い方からすると5分で出来るものではなく、診断学が西洋医学とは全く異なる体系をしているので有機的な漢方薬の使用に関しては、医師の診断になじまないことが多いのではないでしょうか。漢方薬は診断に当っては1日で15人の患者の相談をまともに受けると頭が非常に疲れます。だから保険診療で1日100名以上をこなす医師の先生方にとっては、おいしい仕事にするためには、病名=これという形にしないとこなせません。また薬局では、患者の身体に触ることができないから適正診断は無理という方もいらっしゃいますが、触らなくてもきちんと漢方診断はできます。薬局の漢方は、医師の漢方と違って民間でお客様に鍛えられており、適正なお薬を出すことができなければ「金返せ!!」になりますので医療現場では、そんなことはないと思います。適性使用という点では、医療漢方よりもずっと磨かれています。ただし大手のドラッグストアでは私の述べたことはほとんど出来ないでしょう。問題の多くは、医療用漢方薬とドラッグストアの漢方の間に私たちのような漢方薬に特化した薬剤師たちがいることがいつも取り残されている現状があるということなのです。

医療として漢方が必要なことは認めますが、ずっと同じ単一処方を飲み続けるという記述が多く見られるものに不思議を感じます。正しく使っていないからこんなことになるのであって本当の漢方は、季節や状態によって処方が変化します。そんな保険使用なら対処療法的な使い方なので病人は減らないでしょう。私は、漢方が保険外になっても保険に留まっても自分の力ではどうすることも出来ませんので正しく適正な使用により救われる方が増えることを切に願っています。漢方薬は、改正薬事法でリスク分類2にされた医薬品でコンビニでも売れるようになったのです。この改正薬事法は、私たち漢方相談薬局にとっては、非常に脅威なのです。文化がなくなってしまうくらいに。一流の医師が使うものでもないような気が致しますが。皆様はどう思われますか?

経済的な観点から一般の方にご指摘を受ける料金に関してですが、10割から7割引きで保険で使用している現状には、経済効率から言ってツムラの独占状態でおかしいと思います。国が守れば守るほど漢方薬の技術進歩が遅れ、治る人が少なくなるでしょう。それは、競争がないからです。他の新薬のメーカーは、競争してしのぎを削っているのにツムラには競争相手がいません。一般薬と内容にたいした差がないのにあるかのような差別化はどう考えてもおかしいんじゃありませんかね。メディアは騙せてもまともな薬剤師たちは、じっと今日も行政の成り行きを見ています。
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医療制度改革について

いろいろな見識をお持ちの方が医療制度改革の提言を行っており医療が皆様にとってよりよいものになっていくことを相談薬局薬剤師の一人として見守っております。医療制度改革をされる際にいつも二つの視点から見なくてはいけないと私は思っています。

医療従事者側から見た改革と利用する側からみた改革です。
医療従事者からみた改革は、実務をこなす現場の声を吸い上げる機能が最近ほとんど繁栄されていないように思います。立場によって考え方が異なるので私としては、薬局と言う立場で申し上げると

1. 調剤専門薬局の場所について
処方箋を専門に受ける調剤専門薬局について場所が医療機関すなわち病院や診療所の近くにあるだけで多く応需できるメリットについて現在は、薬局側の営業利益を若干安くする制度になっておりますが、利用者側からみると支払う料金が安くなるのでその調剤薬局を利用している現状があります。この現在の制度は、一般の薬局については非常に不公平でむしろ特定の医療機関からの調剤が多いところは、利用者側の負担を多くして薬局の利益を落とすように制度変更をお願いしたいところです。面分業で幅広く調剤している薬局は、むしろ利益を増やし、利用者の負担を軽くする制度に改める必要があるように思います。そうすれば特定の病院の前にある調剤薬局だけに処方箋が集中しなくて薬局全体が公平に利益を享受できるようになります。

2. 薬局の存在意義について
薬局という存在意義は、何も処方箋調剤だけやればよいのかというと私はそう思いません。一般品の販売は非常に大切です。むしろ薬剤師が問題に直面して考える思考を鍛える訓練の場になると思います。保険を利用した治療法の抜けている部分を指摘し、患者側の立場に立てば、きっとお役に立てることがあるはずです。医師の処方箋は、何年調剤しても自分で考える力は、残念ながら育ちません。薬剤師の存在意義が世間の方々に理解されていないからネットやコンビニで薬の販売ができるように改正されました。資本の大きなところの意見が反映されやすいところに問題があります。また大手で採用された人材は、年数が経つと肩たたきされて経験のない人材に代わります。人材は、年数をかけて教育していく必要があり、即戦力で対応している薬の大量販売には疑問があります。特にネット販売については、薬剤師ではない人がなんで意見を言う場をもうけられて、現場で働く薬剤師が呼ばれないのかが私にはどうしても理解できません。薬局薬剤師は、むしろ一般品に力を入れて保険調剤もきちんとこなし、国民の為に予防を徹底させるような啓蒙に国をあげて支援していただきたいと望みます。また薬剤師が店頭でひとりずつ患者様やお客様に商品のご説明をさせて戴いても医師が「薬局で相談してみてください」と一言付け加えていただけるだけで信用度が全く違うのです。保険の破綻を防ぐためには、相談薬局をむしろ厚生労働省や医師会などで支援していただき、軽医療を推進させ薬剤師に権限を与える代わりに責任義務や罰則を履行させるように法改正をするべきだと思います。そうしたら知識のない薬剤師は、一生懸命勉強するはずです。

3. 調剤について
 処方箋調剤を薬局が行うというのは、薬剤師の本来の業務なのでそれについては何の異議もありません。ただ病院前調剤薬局に関しては、立地条件が良いだけであり、広域に渡って処方箋を受けている薬局には枚数が少ない上にレセプトのソフトなどの高額な機械を買い揃える余裕はございません。薬の種類も増え、在庫が溜まり経営を圧迫しております。支払いは待ってくれません。レセプトを処理する側の業務が簡素化されるので薬局側に電子レセプトをオンライン化させたいのならこの高額な機械とソフト代を国や健保が払うのが当然だと考えます。1ヶ月に数枚から数十枚くらいしか処方箋を受けていない薬局は、必要ないから止めてくれといわんばかりの改正は望みません。厚生労働省、日本薬剤師会や都薬の方々がどれほどのことをお考えになっていらっしゃるかはわかりませんが、私たちは、国費でもって生活を保障されているわけではない業種です。あまりに一方的すぎで怒りさえ覚えます。

4. 国民に対して
 薬剤師の存在意義が非常に重要になっている昨今では、一般の方々から見て何をしたらよくやっている薬剤師となるのでしょうか?それは、患者側からみて医師側に付く薬剤師だけではだめだということだと私は思います。患者は病気を治したいし、安定させたいのです。自分の場合にはどうしたらよいのかが知りたいのです。生活上の工夫は、どんなことをすればよいのかも知りたいのです。医師が短い時間でできないことを補足しながら患者の不安と予後をよくする提案ができる薬剤師こそ、今後の薬剤師に期待される姿であると私は信じております。国民全体に幸福度が上がる制度改正には賛成しますが、資本規模が大きなところに有利な改正は、改悪です。今回の薬事法改正でもっとも得をした人間は、誰かを考えてみたところ、私の答えは、会社の規模の大きなドラッグストアの経営陣と販売組織が大きな企業でしょうね。登録販売者を薬剤師よりも安く雇えて人件費を安く済まし、しかも資本の力で小さな薬局が対応できない場所にまでも商品陳列ができる環境を整えてもらえてさぞかし儲かっていることでしょう。一人ひとりのお客様や患者様を丁寧に支えているのは、実は小さな相談薬局の薬剤師だということを制度設計される際に念頭に入れておいていただきたいと思っています。

少し過激になりましたが、日本の医療制度と国民の健康を守るために私なりに考察してみました。未来の薬剤師たちのためにもこれをお読みいただいていらっしゃる方々にも声をもっと上げていただきたいと思っております。

漢方薬の使い方に差が生じてしまう現状

現在では病院で少なからず漢方薬が飲みたいと患者が言ったならば医師が漢方薬を処方することが多いのですが、日本の医療機関の多くは、私が認識している限りでは、西洋医学の薬を良く効かせるための手段としてか、西洋医学的に処方を出している(病名主導)ケースが多いように感じます。これを医療漢方といいます。患者さんにとってそれがベストの形で恩恵が受けられるなら薬剤師の私ごときが出る幕はないのですが、もう一方で純粋にお客様の症状を伺い、漢方薬の診断学に基づいて処方の選択をする伝統医学(中医学、古方、後世)としての漢方薬の使い方の流れが現在あります。(薬局漢方とでもいいましょうか)
このような流れがあることを知ることが大切です。また医療漢方では、保険に適応している処方に限りがあり、本来の漢方薬の特性を出すことが場合によって難しいことが多々あります。病院の治療でうまく行かない場合には、相談薬局を利用することもひとつの選択肢として考えてみるとよいと思います。

テーマ : 健康、美容、ダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

社会に目を向けてものを正しく判断することの難しさ

インターネットを検索することは、私も普段から行っておりますが、自分の専門の漢方薬や一般品、健康食品の情報は、皆様もご存知のとおりですが、情報規制が薬事法や医師法、社会道徳上の関連で制限がかけられています。そのために相談薬局側としては、必要以上のことを書くことが許されません。勿論「おかしいな」と思っていても非難することもできません。これは私も同じ立場に置かれています。医薬品などを取り扱うものとしてよりよく社会に貢献したいという気持ちがありながら、とにかく自分のお店の特徴をお話することしか残念ながらできません。健康食品表示の商品をお買いになる場合には、世の中では、通信販売の形態と無知な主婦層を中心に知り合いに話を持ちかける商法をとっているところが多く存在し、店舗を持たず取り締まりの対象から外れていることがとっても問題です。医薬品を売ることができない健康食品店では、薬事法の対象から外れているため薬事法に抵触する効能効果を公然とお話しているという現状もひどいものです。そういう意味では、一応薬局という形態で実店舗を構えているところでは、取扱い商品の数も制限されることから商品の選別と販売において神経を使っております。最近では公取委・景品表示監視室が裏で監視していますが粗悪な商品が年々増加傾向にあります。それぞれの業種を非難することを目的に情報を発信しているのではなく、実際の世の中で起こっている出来事に焦点を当ててみて自分の置かれている立場からひとりでも多くの方に良いことが伝わればという気持ちでおります。

テーマ : 健康、美容、ダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

セルフメディケーションの概念がおかしい

自分の健康は自分で守るというセルフメディケーションなる概念は、
一見そのとおりかなと思えそうですが、実際に自分でお薬を選んで
自分の責任において行う治療行為ほど危ないものはないと感じております。
それが簡単に行えるなら相談薬局の薬剤師である私は、とっくにリストラです。(笑)
世間では、相談薬局の薬剤師に対する評価は、ほとんどゼロに近いのではないでしょうか。
存在すら知られていない感じがします。漢方相談を行っている薬局の薬剤師は、
本当は漢方薬だけを販売しているわけではなく、お客様の体質的なところをお伺いする手段として
漢方薬の知識を習得しています。病気に対してかなりの時間を割いてそれぞれの地域で
活躍するための勉強を常に行っています。もちろん地域の薬剤師会の会合もありますが、
ほとんどは製品勉強会なるものが半分、自己研鑽で遅くまで調べものをして帰宅時間は深夜になることも多いと思います。
皆様が知らない私たちの一面を知っていただければと思います。

テーマ : 健康、美容、ダイエット
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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kanpokiyose

Author:kanpokiyose
「みんなが幸せになるなら私は
縁の下の力持ちで」をモットーに
日々お薬と格闘しています。
知りたいことがあればメールを
ください。きちんと返事を致します

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